Love You !



06




酔った勢いで初対面の相手とホテルに入ってそんな女の初めてを
呆気なく奪っちまったから…

確かに申し訳無いって気持ちはあった。

でも…女がシャワーを浴びてる間になんとなく思い出してきた…

あの時…店から出てしばらく2人で歩いた。
歩いたっつーよりはほとんど歩けない女を俺が抱えながら歩いてるって感じだった。

「おい…大丈夫かぁ?家帰れるのか?」
「え〜〜いえ〜?いえらんてありませ〜ん〜よぉ〜うふふ ♪ 」
「んなわけねぇだろ」
「………帰りたくないれす…」
「ああ?」

「きょうは…帰りたくありまへん…」

「………」

抱き抱えてた女の下がってた腕が上がって俺の背中をギュツと掴む。

「………」 「………」

お互いが相手を見つめて…見つめ合って…

どっちから近付いたのか…いつの間にか唇を重ね合ってた…




「あ…ん…」

近場のホテルに飛び込んで女を抱き上げたままベッドに2人倒れ込んだ。
剥ぎ取る様に女の服を脱がせて床に放り投げた。

そんな俺のやることを嫌がったりしなかったし女はその時はまだ酔い潰れて寝てはいなかった…

「抱くぞ…」

そんな俺の言葉にコクンと頷いた…そう…ちゃんと女は頷いた。


「…うっ…ん…」

貪る様にお互いの舌と舌を求め合った…
相手が逃げれば追いかけて吸って絡める…その繰り返し…

「…ふぅ…ん…」

俺の首に女の腕が廻されただけで俺はなぜか心拍数が上がる…

女を抱くのは初めてじゃない…

だがこんな風に初対面の相手と酔った勢いで…こんなに強引に…
俺から求めて女を抱いたなんて…抱きたいと思ったなんて…初めてだった…

そう…俺はどうしてもこの女を抱きたかった…


「ハッ…ハッ…ハッ……ンン…」

首筋から胸から腹から腰から…全部舌を這わせて味わった。

これまでの相手とはかなり身体のサイズが違ってた…
今まで付き合ってた女はモデルだったり女優だったりスタイリストだったり…
皆170近くでそれなりに身体も絞ってて…

どっちかっつーと1人でも生きていける様な自立してる女…

でも…今俺の下で一生懸命堪えてる女は…

身長はきっと160なさそうだ…小さくて可愛いなんて思える…

「!!!」

俺が?この俺が女を見て可愛いと思ってるのか!?

そう思うとナゼか余計その気になって…両手で女の身体を脇の下から腰に向かって撫でた…
しっとりとした肌で…でも気持ち良い触り心地だった…

「あ…」

そのまままた胸まで撫で上げて親指の腹で胸の先を軽く撫でる…

「ンッ…」

女の身体がピクン!と跳ねた。

俺は片方はそのままでもう片方に唇を近付ける…口に含んで吸って舐めて……
空いた片手を女の腿の内側に伸ばす…

「ひゃん!」

指2本を滑り込ませると完璧俺を受け入れる体勢は整ってた…十分潤ってて…
ただちょっとキツく感じなくもないが小柄な身体だからかと思った。

だからって俺を受け入れられないわけじゃねーだろうし…
この時は俺の頭からこの女が初めだって言うのが頭の中からスッポリと抜け落ちてた。

今から思えば俺も相当酔ってたんだろう…と思う…


「あっ!あっ!あん!!」

指で女の中を攻めながら備え付けの避妊具に手を伸ばす。
片手で持って口にくわえて封を切った。

「ンア…ンン!!あっあっ!!」

女の身体がピクピクと痙攣し始めて俺の指を締め付ける…

「1回イッとくか…」

片手に袋を持ったまま胸に舌を這わせて女の中をまた攻めた。
どんどん女の中が潤ってくる……

「あっ!あっあっ!!……んあああ!!!」


俺の背中を両手で思い切り抱きしめて大きくのけ反ると身体はドサッとベッドの上に落ちて…


俺の背中を抱いてた両手が…

俺の背中を撫でる様に滑り落ちていった…





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