「くぅ……」
小さな寝息を立てて智鶴が俺の方を向いて眠ってる。
俺はそんな智鶴を頬杖をついてジッと眺めてる…
外はすっかり暗くなって時計を見ればもう7時近い時間だった。
ここに戻って来たのが3時前だった気がするからもうすでに4時間近く時間が経ってる。
俺としてはまだまだ満足はしてねぇ気分だが流石に智鶴が限界でウトウトと眠り始めたからひとまず一時中断。
智鶴の頬に掛かった髪を指先でどける…
あどけない顔に女らしい長い睫毛…淡いピンクの頬と唇と…ホント可愛いつくりしてやがる…
髪の毛をどけた指先で智鶴の顔を撫でる…
指先を頬からハナの頭から滑らせても智鶴は起きる気配が無い。
そのまま唇に指を滑らせてなぞる…それでも無反応。
指先で唇を軽く弾くとぷるん!と揺れた。
うっ!!まったく…自分でやっといてそそられてりゃ世話ねぇな…
「ふぅ……ん…」
流石に気付いて…でも起きずに反対に寝返りをうった。
智鶴の背中が俺の目の前になる。
胸も腹も俺の付けた赤い印が散りばめられてる。
意識したわけじゃねぇが何気に均等に散りばめられて満足感があるのも変な感じだが…
「!」
俺に向けられた背中にも何個か赤い印があるが…
全体的に付け足りない部分もあって思わずその場所に唇を押し当てた。
「チュゥー!!」
まずは1つ目…その後も何度も同じ事を繰り返し何度目かでやっと満足して止めた。
って…何やってんだ…俺…
今頃恥ずかしい気分が込み上げる…自己主張?俺のものだって言う独占欲か?
「…………」
布団を剥いで智鶴の裸の身体を眺めてた……飽きねぇ…なんでだ??
華奢な身体だか痩せてるわけじゃねぇ…
女らしい丸みを帯びた身体で…身体で……ふと智鶴のお尻に視線が止まる。
色白の肌に小ぶりな…でも何とも言えねぇ丸みと…
思わずそんな智鶴のお尻に手が伸びた…
片方の丸みを親指と人差し指で軽く摘んで放した。
うっ!!!
唇同様にぷるん!と揺れた!
やべぇーーー!!俺の何かにそんな光景と触り心地が刻み込まれた!!
何なんだ…この気持ちは?
震える手でそっと智鶴のお尻に触れた。
丁度俺の手の平にぴったりと吸い付く様に智鶴のお尻が収まった。
「…………」
柔らけぇ……しかもスゴイ弾力じゃねーか…
胸よりもしっかりした弾力ででも手を放すとやっぱりぷるん!と揺れた。
今まで俺はそんな所に興味なんかねぇ…
尻フェチでもねぇし…でも…何なんだ!?智鶴のお尻は可愛いと思える!!
いつまでも触ってたいとも思う…なんだ?俺…変態になったのか???
そんな事を思いながら智鶴のお尻を優しく撫でたり手の平全部使って揉んだりしてた…
マズイ!!やめられねぇ!!!!
「……ん…」
「 ! 」
俺がそんな事をしてたせいか智鶴が今度は仰向けに寝返った。
「…………」
俺は今まで智鶴のお尻を揉んでた自分の手を眺める…この物足りなさはなんだ?
ホント何やってんだ俺!何度か頭を振った。
視線を逸らすと気持ち良さそうに眠ってる智鶴の寝顔があった。
何個か赤い印の付いてる首筋…鎖骨…胸…
仰向けに寝ても胸の膨らみが健在って…やっぱそれなりに大きいって事か?
「…………」
鎖骨辺りからまた指先を滑らせた…
そのまま片方の胸の周りをのの字を書く様に指を滑らせる…
「……は…ぁ…」
今度は智鶴の反応が早かった。
のの字を書きながら時々胸の先も弾くとまた同じ様にぷるん!と揺れる…
「ぁん……」
「智鶴…」
甘い声を出す智鶴の唇に触れるだけのキスをした…何度も何度も…
これで起きねぇかな…
勝手に智鶴の身体で遊んでたらまた智鶴を抱きたい衝動に駆られた。
だからって起こしてまではとも思って起きる様に仕向ける。
ってか起きろ!
「ふぁ…レンジ…さん?」
「起きたか?」
って…俺が起きる様に仕向けたんだけどな。
「はい…私…寝ちゃたんですね…今何時ですか?」
「7時ちょっと過ぎだ。」
「そうですか……ふぁ〜…う〜ん……眠い……」
「でも起きろ。シャワー浴びて飯食うぞ。」
「はい…あ…でも靴取りに行かないと…外歩けません…」
「じゃあシャワー浴びて智鶴の家に行って…………」
「ん?レンジさん?」
「明日の支度してまたここに戻るぞ。」
「え?」
「今日はずっと一緒にいたいんだよ智鶴…嫌か?」
「………そんな…嫌なはずないじゃないですか!いいんですか?」
「智鶴の方が良いのか?明日仕事だろ?」
「はい…ここからなら電車は同じ位の時間ですし大丈夫です。」
「そうか…じゃあ決まりだな。」
「………なんだか…ドキドキします…」
「なんで?」
「だって…私男の人の部屋なんて泊まった事無いです。」
「何も気兼ねする必要なんてねぇからな…自分の家みたいに使っていい。」
「はい……」
シャワーを浴びるのもレンジさんがお姫様抱っこで連れてってくれた…
そのままレンジさんは出て行くのかと思ったら一緒に中まで入って来た。
「いっ…一緒ですか?」
「嫌か?」
そんな事を言いながらもうシャワーの蛇口を捻ってる。
「は…恥ずかしい…」
「今更だろ。」
「そうですけど…男の人と一緒にシャワー浴びるなんて初めてだし…」
「文句言わずにさっさと浴びろ。飯がどんどん遅くなるぞ。」
「レンジさんが悪いんですよ!」
結局あの後寝起きの私を訳がわかんないうちに…
「喉も痛いし腰も痛いし身体中何となくだるいし…」
人ってあんなに声出した後もあんなに声が出るんだなんて変な所で感心しちゃった…
「悪かった。」
「ん…」
肩からゆっくりとシャワーを掛けられた。
「………」
お互い向かい合って立ってる…でも私の視線はレンジさんの胸辺り…それ以上下は無理!
「ちゃんと流せよ。」
「はい…」
「出来ないなら流してやろうか?」
「だだ…大丈夫ですから!」
焦ってレンジさんを見上げたら優しく微笑んでた。
目の前にレンジさんの胸が…逞しくて…ダメ…クラクラしちゃう…
「ん?」
「ううん…」
「顔赤いぞ?」
「な…何でもないです…」
本当は触りたいな…なんてそんな事言えないし…
「上向け。」
「んっ…」
濡れたレンジさんの手が私の頬を撫でながら流してくれる…
「…………」
「なんだ?」
「何でも…」
レンジさん優しいな…って思ってたの…
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