Love You !



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「んっ……んんっっ!…」

風呂に入ってた智鶴はパジャマ姿だった…
だから簡単に脱がせられて智鶴の身体を隅々まで確かめる…

キスで始まり…そのまま首筋に舌を這わせて耳を攻める…
耳に沿って舌の先でなぞって耳朶をヤンワリと噛むと智鶴の身体がビクンと跳ねた。

「ひゃ……あ…レンジさん…明かり…消して下さい…恥ずかしいです…」

智鶴がそんな最中でもそんな事を言う…まだ余裕か?

「今日はこのままだ…智鶴の身体が見たい…」
「ンア…でも……恥ずかしい……んっ…」

鎖骨の近くに久しぶりに俺の印を付ける…
最近まったくのご無沙汰だったから智鶴の身体は綺麗で…俺に抱かれた痕跡が1つも無い…

そんな智鶴の身体に俺と愛し合った跡を付けて行く…

「レンジさん……お願いです…明かり……ンンっ!!」

ダメだという代わりに言い続ける智鶴の口を俺の口で塞いだ。
そんなの却下だ却下!どれだけ我慢したと思ってるんだ…智鶴…

智鶴は仰向けで…智鶴の両足の間に俺はベッドに膝をついて起き上がったまま
智鶴の胸を優しく両方の手の平全部で撫で上げる様に揉む…

相変わらず柔らかい…

「あっ…んん…」

揉みながら指で胸の先を攻めた…
指先で押しつぶしたり指に挟んだり…指の腹で撫でたり…

そんな事をする度に身体を逸らして息の荒くなっていく智鶴をしばらく上から眺めてた…
普段は薄明るい暗闇の中だからこうやって照明の明かりの下で見る智鶴の悩ましいこと…

ほんのり上気してきた淡いピンク色の頬に…堪える様にキュッと結んだ唇…
時々俺を見る潤んだ瞳……その全部が俺をその気にさせて…我を忘れさせていく…

「アンッ!!」

指で智鶴の身体を確かめると程よい潤い加減…そのまま指で智鶴の身体を解していく…

「ハッ…ハッ……ンアッ!!やっ…!!」

指で智鶴を攻めながら智鶴に覆い被さって胸の先を軽く口に含んだり甘噛みしたり…
舌で散々攻めまくった。

「あっあっああっ!やあ……」

シーツを掴んでた智鶴の両手が俺の肩を掴んで握り締めてくる…
閉じようとする足はしっかりと俺の身体で押さえ込んだ。

「やぁ…レンジ…さん!まっ……やんっ!!」

胸から俺の印を付けて行ながら下に下にさがって行く…

「え?…あっ…レンジ…さん?」

腿の内側に俺の唇と舌を感じで智鶴が俺の名前を読んだ。

今まで…指でしてた場所に俺の顔が近付いたのがわかったらしい…
智鶴が慌てだして腰を引くから片手で智鶴の腿を抱えて俺の方に引き寄せた。

「あっ…ダメです…レンジさんそんな所……ダメ!!……あっ!!ああっ!!」

今まで口でしなかったのは智鶴にはまだ早いかと思ったからだが…
そろそろ良いかと思って実行に移した。


レンジさんの唇と舌の感触が段々私の身体を下りて行くのはわかってた…
それが…止まる気配がなくて驚いた…

だって…そのままいったら…だからレンジさんの名前を呼んで身体を引いたら
捕まって余計にレンジさんの方に引き寄せられた。

だって…そんな所…恥ずかしいし…何するんだろうって思ったら
突然あったかくて柔らかい感触が私の一番敏感な部分に触れたから…

「あっあっ!ダメ…そんなの……あっあっ!!」

初めての感覚で身体が大きくのけ反った…指とも…レンジさん自身とも違う…
ソフトな感覚で…でも…触れられる度に身体が痺れて…声が漏れちゃう…

その感覚は次第に身体の中で感じる様になってあっという間に私の頭が真っ白になった…

私…どうしちゃんだんだろう…今のは…レンジさんの舌だった…の?
舌でもあんな風にされちゃうの???

初めての経験で余計訳がわからない…

そんな事を朦朧とする頭で考えてると今度はそんなものとは比べ物にならないくらいの
圧迫感が身体の下から身体の真ん中を通って私を押し上げていく…

「あっ……うあっ!!アンッ!!」

両足はレンジさんの腕と手で私の胸の辺りまで持ち上げられてる…
レンジさんは少し起き上がってて…私からちょっと高い位置に顔があった…

薄っすらと目をあけたらレンジさんと視線があった…
周りが明るくて…私…今…とっても恥ずかしい格好してるんじゃないかな…
なんて思ったら身体がちょっと緊張しちゃった…

「智鶴……」

「レンジさん……そんなに…見ないで下さい…本当に…恥ずかしいです…」

「今更だろ…それに俺だって同じだ。」

「…………」
「?」

そう言われて目の前にあるレンジさんの身体に手を伸ばした…
最初は指先でレンジさんの胸元からお腹の方に指を滑らせた…

明るい部屋の中…レンジさんの身体がハッキリ見える…
シャワーもたまに一緒に入ったけど…その時はあんまりにも近くにいすぎて
こんな風にレンジさんの身体全部を見た事は無かったから…

引き締まってて…逞しくて…だからって筋肉でもりもりって訳でもなくて…
思わず手の平で胸元から腹筋の辺りまで何度も撫で回しちゃった…

だって普段そんな事出来ないもん…

「そんなに俺が欲しいか?」

「………え?」

「そんなウットリされた目で見られるとこっちも欲情するんだけどな。」
「…そう…なんですか?」
「ああ…」
「はんっ!!」

そう言うとレンジさんが私の事を何度か押し上げた。

「な?」
「…………」

何が「な?」なのかハッキリとはわからなかったけど…
いつも以上に感じる私の中でのレンジさんの存在感のこと言ってるのかな?
なんて勝手に思った。

「智鶴…」
「んっ……ちゅっ…くちゅ……んんっ……は……ン…」

キスをされながら段々とレンジさんの身体が動き出す…
私の身体もそれに合わせて大きく上下に揺れ始める……

パイプベッドもキシキシと軋み出す。
本当に安物ののベッドだから…もう少し静かにならないかしら…なんて変な事を考えてた。

さっき頭が真っ白になったばかりで…だからほんのちょっとのレンジさんの動きで
また私は訳がわからなくなるくらい身体の中がおかしくなる…

でもそれはさっきとは比べ物にならないくらいの感覚で今度は身体ごと持っていかれそうで
レンジさんの腕を掴んだ。

それでも身体と意識は持っていかれちゃったみたいで身体の奥の方から
何とも言えない身体の疼きが何度も何度も襲って来た…

持って行かれた身体をレンジさんは何度も何度も引き戻してはその度に前以上に私を押し上げて攻める…

私はレンジさんの身体に抱きついたり…腕に掴まったりして…大きくのけ反る…
息も…浅く早くで何度吸っても呼吸は元に戻らない…

そればかりか早くなる一方で…声だって後から後から身体からとび出してくるから…

「いい声だ…智鶴…」
「………ふぇ…?」

急に耳元にそんな言葉を囁かれて声の出しすぎで喉がカラカラだった私は変な返事をしちゃった。

「前は声が聞こえない様に口に服を咥えてたからな。」

「ハァ…ハァ………?」

前?前ここで……服を咥えてた???
一杯一杯の今の状況で記憶を辿る……

前……前の時…?そう…周りに声が聞こえちゃうからって言って……服を…服を…って!!


「あっ!!やだ!!私…今まで声なんて気にしてなかっ……ひゃんっ!!!」

そんな事を言った瞬間レンジさんがまた激しく動き出した。

「レ…レンジさん!ちょっと…待って……ああんっ!!アッアッ!!!」

「今更遅せぇだろ?智鶴…諦めろ。」

そう言って口に当てようとした私の両手をレンジさんが指まで絡めて握ってベッドに押さえつけた。

「レンジさん!!やあ…ダメですっ…ダメ……周りに…んんっ!!あっあっ!!!」

「どうせ出てくんだ。関係ねぇだろ?智鶴。」


言いながらギシギシとベッドが軋む程激しく攻め続けるレンジさん…

もう私は我慢できなくて…

確かにもうすぐここを出て行くけど……やっぱり恥ずかしいです!!!


そんな言い分も言えないほどその後もこれでもかってくらい攻められて…

私は夜中に帰るレンジさんを見送れなかった……





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