Love You !



70




雨じゃ無い水の音がずっと聞えてる……

でも今の私にはそんな音は途切れ途切れに耳入ってくるくらいで……
すぐにそんな音は意識から消えて行く……

「ンッ……ンン……」


家に帰るなり玄関で息が出来ないくらいのキスをされた。
レンジさんにぎゅっと抱きしめられながら廊下の壁に押し付けられて
押し上げる様に唇を奪われる……

「……ふぅ!!……レンジさ……んんっ!!」

何度も角度を変えて噛み付くようなキスをしながらレンジさんの手の平が
私の身体を服越しに撫で上げて行く……

そんなレンジさんの手の動きに耐えられなくて…
私は両腕をレンジさんの首に廻してしっかりとしがみ付いてる。

「あ……あぁ……あっ!!」

レンジさんの手がスカートの裾から腿の内側に入って来た時私の身体はピクンと震えた。
その手の先が何処に行くのかわかって……

「まっ…待って!!レンジさん待って下さい!!」
「今更待ったは無しだ智鶴」

言いながらレンジさんの唇は私の耳朶から首筋を通ってスルスルと移動してる……

「あ……ち…ちがくて……シャワー浴びたい……です……」

目の前にあるレンジさんの耳に呟いた。

「ん?ああ……そうか……じゃあ一緒に浴びるか」

ちゅっ!っと軽いキスの音が鎖骨に響いて俯いてたレンジさんが顔を上げる。

「へ?」
「浴びるぞ」

真剣で真っ直ぐなレンジさんの瞳に射抜かれて……嫌なんて言えないです……


2人で浴室に入ってレンジさんがシャワーを出すと背中を向けて立つ私にそっとお湯を掛ける…

それと一緒にレンジさんの片手が私の肩からゆっくりと腕を滑って行く……

「あ…あの……自分で……」

流石に恥ずかしい……かなって……

「遠慮すんな」
「そう言うわけじゃ……あ……んっ!!」

私の身体を撫でながら片手はシャワーを掛けて……
項から肩にかけてレンジさんの唇が滑って行く……

やぁ〜〜〜レンジさんって器用だな……
なんてレンジさんの唇の感触にうっとりしながらそんな事考えちゃった。

「は…ぁ……」

いつの間にかシャワーがいつもの場所に戻されて私とレンジさんの足にお湯が当たってる…
反対の胸を空いたレンジさんの片手が下から掬い上げる様に触れる……

「あ……」

レンジさんの大きな手にヤンワリと揉まれて指先で胸の先を弄られると
胸から背中に何とも言えない疼きが走る……

しばらくそんな風に弄られて……
レンジさんの片手が私の腰を滑ってお尻に触れるとむぎゅりと鷲掴みされた。

「ひゃ……ぁ……」

何度も揉まれたり撫でられたり……もう片方の手は相変わらず私の胸から離れない……

「あっ……」

スルスルと撫でるようにお尻から伸びた手はそのまま後から私の敏感な場所に触れた…
だから思わず身体がビクンとなったけどレンジさんの腕でしっかりと押さえ込まれてしまった。

「あっ!あっ!ああっ!やぁ……んっ!!」

シャワーのお湯で濡れてるのか……私自身が濡れてるのかわからないくらいに
レンジさんの指が滑らかに動く……



「智鶴…」

直ぐに智鶴が欲しくて確かめる様に智鶴の中に指を滑り込ませると
お湯のせいなのか智鶴自身のせいなのか十分なほどに潤ってた……

片手を智鶴の中に入れたまま胸を撫でてた手で智鶴の顎を掴んで上を向かせる。
後ろから智鶴の口を塞いだら態勢がキツイのか…
俺の指の動きのせいか智鶴が俺の首に片方の腕を廻して堪える。
もう片方の手は智鶴に伸ばした俺の腕を掴んでる……

「……ンン……んっ!んっ!……」

朝シャワーを1人で浴びた時はこんな風に智鶴と一緒にシャワーを浴びるなんて思ってもみなかったな……

惇の野郎のイタズラだったがどうやって怒った智鶴に許してもらおうか考えあぐねてた…
謝っても許してもらえるかどうかわかんなかったからな……

今回の事は俺にとって初めてのことで……
智鶴にどうしたらいいのかわからなかった……マジで相手が俳優仲間の野郎だったから助かった。

これから酒に呑まれるのだけは止めようと心に決めた。

「あっ……」

クルリと智鶴の身体を俺の方に向かせてまた貪る様に唇を奪う。
奪いながら智鶴の腰に腕を廻して片足を膝の後から腕を入れて抱えあげた。

「……ふうぅ!!!んんっっ!!!ハァ!!!」

そのまま……なんの躊躇も無く智鶴を一気に押し上げる。
立ったままはそう経験の無い智鶴がその勢いに耐え切れずに
俺とのキスから無理矢理離れて大きく仰け反った。

「あっ!!アンッ!!やあ……ダメです……奥っ!!やっ!ああっっ!!」

押し上げる勢いで背中のタイルの壁に智鶴の身体が押し付けられる。
俺が押し上げる度に俺とタイルの壁に挟まれた智鶴は苦しそうに眉をひそめながら声を漏らす。

「レンジ……さん……ハァ…ハァ……」
「智鶴……」
「あっ!ああっ!!」

汗か……水か……水滴のついた頬…その頬に智鶴の濡れた髪が掛かってる……
そんな智鶴の全部が愛おしい……

智鶴の両膝の後に腕を入れて抱えあげた。
いきなりの事で智鶴も自分の身体に一体何が起きるのかわからなくて不安げな顔を俺に向ける。

「……え?あっ!!レンジさん?まっ……」
「俺の身体にしがみ付いてろ……」
「やっ……あっ…んあああっっ!!!!」

智鶴の身体を支える為に智鶴を後の壁に押さえつけて
いつもより智鶴の身体の奥の奥の方まで押し上げる……

「……あっ!!……レン…ジ……さん……」


俺に言われた通り智鶴がぐっと両腕に力をこめて俺の首に腕を廻してしがみつく。


それを確かめてまた俺は子供を抱きかかえる様に智鶴を抱き上げて攻め続けた。







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