Love You !



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「はぁ……はぁ……んっ……」

大きく息を吸う度に生暖かい湿った空気が吸い込まれて余計に苦しい……
レンジさんに両脚ごと抱え上げられたまま攻められて私はあっという間に何も考えられなくなっちゃった……

何度も何度も訳がわからなくなって……今だってやっと落ち着いて息が出来る様になったくらいで……

ちょっとヌルリとした肌の感触はきっと2人の汗なんだと思う……


「智鶴……大丈夫か?」
「……はい……」

やっと満足した様にレンジさんが私から離れるとそっと立たせてくれた……
でもロクに力の入らない下半身じゃ立つことも出来なくて結局レンジさんに凭れ掛かって…
レンジさんに抱きしめられてる状態……

こんなにお風呂場で激しくしたのは初めかも……

「ホントか?」

レンジさんが心配そうな声でまた聞き直す……
私はそんなレンジさんの声と暖かくて逞しい胸に凭れ掛かってるだけで嬉しいから……

「はい……」
「身体流してやる……」

そう言ながら何度もレンジさんの大きくて優しい手で頭を撫でられた……
気持ちがいい……

「はい……」

私はもうレンジさんにお任せ状態……



浴室から出ると何とか1人で立てる状態でレンジさんがバスタオルを私の頭から被せて
ヤンワリと気を使いながら拭いてくれる……

私は嬉しいからそのままジッと動かないでいた……
もう至れり尽くせり?きっと顔の筋肉は緩みっぱなしだったろうと思う。

拭き終わるとそのままバスタオルで私の身体を包んで今度はレンジさんが自分の身体を簡単に拭いて
私をバスタオルごとお姫様抱っこで抱き上げて歩き出した。

そして寝室のベッドの上に優しく下ろされた…

「ふっ……う……」

今度は優しいキスをされてお互い舌先だけ絡めあう……
触れるだけのキスも何度も繰り返す。

はあ〜もうまるで夢心地……

「あ…レンジさん……」

レンジさんの首に腕を廻して引き寄せるとまだ乾ききってないレンジさんの身体が
私の胸の上にピッタリと重なる……
ベッドに肘を着いて自分の重さで私に負担がかからない様にしてくれてる。

「智鶴…」
「ん…」

耳の形に沿って舌の先で舐められる…

「ひゃん!」

耳たぶを甘噛みされて変な声が出ちゃった…

「智鶴は時々変な声出すな……」
「……だって……」

クスリと笑われた……
そんなレンジさんの声だけでも今の私には耐えられない程の刺激で……
首…鎖骨へと移っていくレンジさんの唇と一緒に素肌の上を滑っていくレンジさんの手の平は
私の敏感な場所を確実に攻めてくる。

「んっ……ハフッ……」

耐え切れなくて自分の口を自分の手の甲で押さえた。

「智鶴……」

だって……胸の先をやんわりと口にふくまれて……
甘酸っぱい刺激がまた胸から背中にかけて駆け抜けていくから……

「はぁ……はぁ……」

堪え切れなくてレンジさんの腕に掴まった……引き締まった腕で……でも逞しい腕……


レンジさん……私の大好きな……大好きな人……


「うっ……ンァ!」

そんなレンジさんとひとつになる……
数ヶ月前までの私には想像も出来なかった……

「レンジさん…あっ!あっ!」

ひとつになってすぐレンジさんが私の上で大きく動き出す……
それは身長差と体格差がある私とレンジさんとではかなりの刺激が私を襲う……

「ハッ!ンンっっ!!アッ!アア!!レンジさん!!やっ!!」

大きくのけ反る私の身体をレンジが両手で腰を捕まえて引き戻す。
だから余計身体の奥までレンジさんを感じて……でも逃げられなくて……

「あっあっあっ!!んあっ!!」

腰から手が離れたと思ったらすぐに膝の後ろに腕を入れて脚を大きく広げながら
私の上に覆いかぶさってくる。
ちょっと身体が苦しかったけどそんなことも吹き飛んじゃう程の刺激が身体の中を貫いた。

「アッアッ!!やあああ!!」


後から思い出すと恥ずかしくて仕方ないくらいの大きな声をあげて……

私は今日何度目かわからない涙を流してレンジさんの身体に爪の痕を残した…







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